自発覚醒トライアル+自発呼吸トライアル ― 「目覚めさせて、呼吸させる」で予後改善
Girard(ABC trial). 自発覚醒トライアル+自発呼吸トライアル ― 「目覚めさせて、呼吸させる」で予後改善(ABC trial(Awakening and Breathing Controlled)). Lancet 2008;371(9607):126-134.(DOI: 10.1016/S0140-6736(08)60105-1 / PMID: 18191684 / NCT00097630)
人工呼吸患者336人で、毎日の自発覚醒トライアル(SAT=鎮静中断)+自発呼吸トライアル(SBT) vs 通常鎮静+SBT を比較。人工呼吸器離脱日数 14.7 vs 11.6日(P=0.02)、ICU退室も早く、1年死亡が44% vs 58%(HR 0.68・P=0.01)と低下。「Wake up and breathe」=浅い鎮静・ABCDEFバンドルの礎。
背景・CQ
人工呼吸患者は深く鎮静されがちで、過鎮静は離脱遅延・せん妄・予後悪化と関連する。
毎日の鎮静中断(SAT)をSBTと組み合わせれば、離脱を早め予後を改善するか?
研究デザイン(PICO)
12時間以上人工呼吸を要するICU成人(n=336、4施設)。
毎日のSAT(鎮静・麻薬を一旦中止)→ 合格ならSBT(自発呼吸トライアル)。
通常どおりの鎮静+毎日のSBT。
人工呼吸器離脱日数(ventilator-free days)。
方法:無作為化・多施設・非盲検(介入の性質上)・ITT。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。