切除EGFR陽性NSCLCで術後オシメルチニブがDFS・OSを延長(免疫ではなく標的療法が答え)― ADAURA
Wu. 切除EGFR陽性NSCLCで術後オシメルチニブがDFS・OSを延長(免疫ではなく標的療法が答え)― ADAURA(Adjuvant Osimertinib in Resected EGFR-mutated NSCLC (ADAURA)). N Engl J Med 2020;383(18):1711-1723.(DOI: 10.1056/NEJMoa2027071 / PMID: 32955177 / NCT02511106)
完全切除したIB–IIIA期・EGFR陽性(Ex19del/L858R)NSCLC 682人を、術後オシメルチニブ(3世代EGFR-TKI)vs プラセボ(最長3年)に無作為化。無病生存(DFS)は全体でHR 0.20(II–IIIAでHR 0.17)と劇的に改善し、CNS(脳)再発も抑制(HR 0.18)。最終解析でOSも5年88% vs 78%、HR 0.49(死亡51%減)。免疫療法が効きにくいEGFR陽性NSCLCでは、免疫ではなく標的療法(オシメルチニブ)が答えであることを示す対極的ランドマーク。EGFR変異検索の重要性を強調する。
背景・CQ
切除NSCLCの術後はプラチナ化学療法が標準だが再発が多い。EGFR陽性進行例ではオシメルチニブが標準。(※免疫療法はEGFR陽性で効きにくい)
完全切除したEGFR陽性NSCLCで、術後オシメルチニブはDFS・OSを延ばすか?
研究デザイン(PICO)
完全切除(R0)したIB–IIIA期・EGFR陽性(Ex19del/L858R)NSCLC(n=682)。術後化学療法は任意。
オシメルチニブ 80mg/日(最長3年)(339例)。
プラセボ(343例)。
II–IIIA期のDFS(副次:全体IB–IIIAのDFS、OS、CNS DFS、安全性)。
方法:無作為化・二重盲検・プラセボ対照・国際第3相。病期・変異型・人種で層別。有効性により早期非盲検化。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。