CAPDで腹膜クリアランスを増やしても生存は改善しない("多ければ良い"ではない)― ADEMEX
Paniagua. CAPDで腹膜クリアランスを増やしても生存は改善しない("多ければ良い"ではない)― ADEMEX(Increased Peritoneal Clearance and Mortality in CAPD (ADEMEX)). J Am Soc Nephrol 2002;13(5):1307-1320.(DOI: 10.1681/ASN.V1351307 / PMID: 11961019)
メキシコのCAPD患者965人を、標準処方 vs 腹膜クリアランス増量(週クレアチニンクリアランス目標60L/1.73m²)に無作為化。実際に週CrCl 46.1 vs 56.9L、総Kt/V 約1.62 vs 2.13と差をつけたが、2年生存に差はなかった。腹膜の小分子クリアランスを増やしても生存は改善しない="透析量は多いほど良い"ではないことを、PD最大級の介入RCTで示した試験。残腎機能の重要性を浮き彫りにした。
背景・CQ
PDの適正透析量目標は「腎と腹膜のクリアランスは等価で加算できる」という前提で設定されていた。だが本当に腹膜クリアランスを増やせば生存が延びるのかは未検証だった。
研究デザイン(PICO)
CAPD患者(n=965、メキシコ)。
腹膜クリアランス増量(処方を調整し週腹膜CrCl 60L/1.73m²を目標)。
標準処方(4×2L/日のCAPD)。
死亡(最短2年追跡)。
方法:無作為化・前向き・多施設(メキシコ腎臓共同研究グループ)。
この続きは、無料登録で読めます。
登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。
- 主な結果
- 臨床への落とし込み
- 結論
- 解釈と限界
- Editor's Note(解釈・使いどころ)
すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。
本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。