敗血症性ショックへのヒドロコルチゾン+フルドロコルチゾン(APROCCHSS)
Annane D. 敗血症性ショックへのヒドロコルチゾン+フルドロコルチゾン(APROCCHSS)(Hydrocortisone plus Fludrocortisone for Adults with Septic Shock (APROCCHSS)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa1705716 / PMID: 29490185 / NCT00625209)
ADRENAL(ヒドロコルチゾン単独)が死亡差なしを示したのと同じ日、APROCCHSSは"逆の結論"を出した。1241例の重症敗血症性ショックを、ヒドロコルチゾン+フルドロコルチゾン vs プラセボに無作為化。90日死亡は43.0% vs 49.1%(RR 0.88、P=0.03)と改善。より重症の集団で、フルドロコルチゾンを併用したことが差を生んだ可能性がある。ステロイド論争に"効く条件"の手がかりを与えた一本。
背景・CQ
敗血症性ショックへのステロイドの死亡効果は相反する結果が続いていた。より重症の集団で、ヒドロコルチゾンに鉱質コルチコイド(フルドロコルチゾン)を併用したレジメンが90日死亡を減らすかを検証した。
より重症の敗血症性ショックで、ヒドロコルチゾン+フルドロコルチゾンは90日死亡を減らすか?
研究デザイン(PICO)
昇圧薬を要する重症敗血症性ショックの成人 1241例(フランス34施設、CRICS-TRIGGERSEP)
ヒドロコルチゾン50mg 静注 6時間ごと+フルドロコルチゾン50µg 経鼻胃管 1日1回×7日
プラセボ
主要=90日全死亡。副次=ICU/退院時死亡・28/180日死亡・昇圧薬/人工呼吸/臓器障害を要さない日数
方法:多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験(当初は活性化プロテインCとの2×2要因デザイン、DAA市場撤退後に2群並行に)。2008–2015年。intention-to-treat解析。公的資金(医師主導)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。