単回投与のバロキサビルは症状改善でプラセボに優越・ウイルス量低下はオセルタミビルにも優る ― CAPSTONE-1
Hayden. 単回投与のバロキサビルは症状改善でプラセボに優越・ウイルス量低下はオセルタミビルにも優る ― CAPSTONE-1(Baloxavir for Uncomplicated Influenza (CAPSTONE-1)). N Engl J Med 2018;379(10):913-923.(DOI: 10.1056/NEJMoa1716197 / NCT02954354)
12〜64歳の合併症のないインフルエンザで、単回経口のバロキサビル vs プラセボ vs オセルタミビルを比較。症状改善までの時間はバロキサビル53.7h vs プラセボ80.2h(−26.5h、P<0.001)でプラセボに優越。オセルタミビルとは同等だが、投与1日後のウイルス量低下は両者に優る。1回飲むだけの利便性が魅力、一方で耐性変異の出現が課題。
背景・CQ
インフルエンザの抗ウイルス薬は選択肢が限られ、ノイラミニダーゼ阻害薬(オセルタミビル等)は複数回・複数日投与が必要。新規のキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬バロキサビルは単回投与である。
症状改善・ウイルス量低下に有効か?
研究デザイン(PICO)
12〜64歳の健常な外来患者、発症48時間以内の急性合併症のないインフルエンザ(米国・日本、2016–2017シーズン)。
バロキサビル単回経口(体重<80kg:40mg、≥80kg:80mg)。
プラセボ、およびオセルタミビル 75mg×2/日×5日。
症状改善までの時間(TTAS)(ITT感染集団)。副次:ウイルス量の推移。
方法:無作為化・二重盲検・プラセボ&実薬(オセルタミビル)対照・第3相。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。