がん関連VTEに経口アピキサバン ― ダルテパリンに非劣性で消化管出血も増えず
Agnelli(Caravaggio Investigators). がん関連VTEに経口アピキサバン ― ダルテパリンに非劣性で消化管出血も増えず(CARAVAGGIO). N Engl J Med 2020;382(17):1599-1607.(DOI: 10.1056/NEJMoa1915103 / PMID: 32223112 / NCT03045406)
がんに伴う静脈血栓塞栓症(VTE)で、経口アピキサバンが皮下注ダルテパリン(低分子ヘパリン)に再発予防で非劣性(再発VTE 5.6% vs 7.9%)。大出血・消化管出血を増やさず、注射を経口に置き換えられることを示した。
背景・CQ
がん患者はVTEを起こしやすく再発も多い。長く標準は低分子ヘパリン(注射)だった。先行のDOAC(エドキサバン・リバーロキサバン)は有効だが消化管出血が増える懸念があった。
アピキサバンは、出血を増やさずダルテパリンに非劣性か?
研究デザイン(PICO)
がんに伴う症候性または偶発的な急性近位DVT/肺塞栓(n=1155)。
アピキサバン 10mg×2/日を7日→5mg×2/日(576例)。
ダルテパリン 200 IU/kg/日×1ヶ月→150 IU/kg/日(皮下注)(579例)。いずれも6ヶ月。
再発VTE(独立判定)。主要安全性:大出血。
方法:多施設・無作為化・オープンラベル・非劣性・盲検判定。脳腫瘍・脳転移・急性白血病は除外。
この続きは、無料登録で読めます。
登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。
- 主な結果
- 臨床への落とし込み
- 結論
- 解釈と限界
- Editor's Note(解釈・使いどころ)
すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。
本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。