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会員限定輸液・蘇生無作為化・多施設・国際試験N Engl J Med読了 約4分

敗血症性ショックのICU患者への輸液制限(CLASSIC)

Meyhoff TS. 敗血症性ショックのICU患者への輸液制限(CLASSIC)(Restriction of Intravenous Fluid in ICU Patients with Septic Shock (CLASSIC)). N Engl J Med.(DOI: 10.1056/NEJMoa2202707 / PMID: 35709019 / NCT03668236)

過剰輸液は敗血症で害という観察データを背景に、"輸液を絞る"戦略が期待された。CLASSICは初期蘇生後・昇圧薬使用中の敗血症性ショック1554例を、制限的輸液 vs 標準輸液に無作為化。ICUでの輸液量は制限群で大幅に少なかった(中央値1798 vs 3811mL)が、90日死亡は42.3% vs 42.1%(RR 1.00、P=0.96)で差なし。「絞っても害はないが、生存も改善しない」——制限的輸液を巡る論争に大規模な"引き分け"を示した一本。

Background

背景・CQ

敗血症・敗血症性ショックでの大量輸液(輸液過負荷)は害と関連するという観察データがあり、輸液を制限する戦略が有益かもしれないと期待された。初期蘇生を終え昇圧薬を使用中の敗血症性ショック患者で、制限的輸液が90日死亡を減らすかを検証した。

クリニカルクエスチョン

初期蘇生後・昇圧薬使用中の敗血症性ショックで、制限的輸液は標準輸液より90日死亡を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

ICUの敗血症性ショック成人で、初期輸液蘇生を受け昇圧薬使用中(無作為化前の輸液中央値約3L)1554例

I
Intervention ・ 介入

制限的静脈輸液(明確な適応がある時のみ輸液)

vs
C
Comparison ・ 対照

標準的輸液療法

O
Outcome ・ 評価項目

主要=90日死亡。副次=重篤有害事象・虚血イベント・急性腎障害など

方法:無作為化・多施設・国際試験(欧州中心、CLASSIC Trial Group/Scandinavian Critical Care Trials Group)。Novo Nordisk財団等が資金。

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Column

敗血症の輸液は、足すのか引くのか ― 22試験で引く、量・種類・やめどきの線

2011年、アフリカの小児3141例で、20 mL/kg のボーラスを入れた群のほうが多く死んだ。48時間死亡 10.6% / 10.5% 対 7.3%。世界中の蘇生ガイドラインが書いていた常識が、逆向きに壊れた瞬間であ…

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。