安定狭心症でPCIを足しても死亡・心筋梗塞は減らない(症状は一時改善)― COURAGE
Boden. 安定狭心症でPCIを足しても死亡・心筋梗塞は減らない(症状は一時改善)― COURAGE(PCI plus OMT vs OMT for Stable CAD (COURAGE)). N Engl J Med 2007;356(15):1503-1516.(DOI: 10.1056/NEJMoa070829 / PMID: 17387127 / NCT00007657)
安定冠動脈疾患+客観的虚血のある患者で、PCI+至適薬物治療(OMT)vs OMT単独を比較。主要評価(全死亡+非致死的心筋梗塞)は19.0% vs 18.5%で差なし(HR 1.05、P=0.62)。狭心症症状は最初の1〜2年はPCIで改善するが3年で差は縮小。安定CADでPCIは予後を変えず、まず薬物治療という流れを作った試験。
背景・CQ
2000年前後、安定狭心症に対する待機的PCIが年100万件規模で行われていたが、ハードエンドポイント(死亡・MI)の改善を示した試験はなかった。
安定CADで、初期戦略としてPCIをOMTに上乗せすると、死亡・MIを減らせるのか?
研究デザイン(PICO)
安定CADで、客観的虚血の所見と主要冠動脈に有意狭窄をもつ患者(n=2,287、主に米国・カナダのVA中心)。
PCI(当時はベアメタルステント主体)+OMT(1,149例)。
OMT単独(1,138例)。両群とも抗血小板薬・スタチン・βブロッカー・ACE阻害薬/ARB・生活指導を徹底。
全死亡+非致死的心筋梗塞の複合。
方法:無作為化・非盲検・多施設・戦略比較。1999〜2004年登録、追跡中央値4.6年。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。