CTO-PCIに明確なMACE利益は示せず、QOLも同等(ただし交絡で解釈に限界)― DECISION-CTO
Lee. CTO-PCIに明確なMACE利益は示せず、QOLも同等(ただし交絡で解釈に限界)― DECISION-CTO(CTO-PCI vs Optimal Medical Therapy (DECISION-CTO)). Circulation 2019;139(14):1674-1683.(DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.118.031313 / PMID: 30813758 / NCT01078051)
PCI適応のある慢性完全閉塞(CTO)患者を、CTO-PCI vs 非CTO-PCI(CTOは治療しない)に無作為化(両群で非CTO病変のPCI・至適薬物療法〔OMT〕は許容)。主要複合(死亡・MI・脳卒中・あらゆる再血行再建)は3年で有意差なし、QOLも両群で同等に改善。ただし非CTO-PCI群の70%超が非CTO病変にPCIを受け、クロスオーバーもあり、さらに緩徐な登録で早期中止したため解釈に限界。「CTO-PCIに明確なMACE利益は示せなかった(ただし試験デザインの制約大)」を示し、CTO-PCIの適応は症状・QOLに基づくべきという議論を促した。
背景・CQ
CTO-PCIは手技が複雑で、利益は観察研究・小規模試験に限られていた。
CTO-PCIは非CTO-PCI(CTOを治療しない)より予後(MACE)・QOLを改善するか?
研究デザイン(PICO)
PCI適応のあるCTO(de novo)。
CTO-PCI(+非CTO病変のPCI・OMT)。
非CTO-PCI(CTOは治療せず、非CTO病変のPCI・OMTは許容)。
死亡・MI・脳卒中・あらゆる再血行再建の複合(非劣性)。QOLも評価。
方法:非盲検・多施設・無作為化・非劣性(韓国中心)。緩徐な登録で早期中止(計画1,284に対し815例)。
この続きは、無料登録で読めます。
登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。
- 主な結果
- 臨床への落とし込み
- 結論
- 解釈と限界
- Editor's Note(解釈・使いどころ)
すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。
安定冠動脈疾患に、血行再建は要るのか ― 23試験で引く、効く場面と効かない場面の線
COURAGEが予後の利益を否定し、FFRによる病変選択が一度は救済し、ORBITAが症状すら疑い、ISCHEMIAが決着をつけた。しかし試験が否定したのは「安定冠動脈疾患における、予後を目的としたルーチンの血行再建」に…
総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。