ダパグリフロジンはMACEは減らさなかったが、心不全入院・CV死の複合を減らした
Wiviott. ダパグリフロジンはMACEは減らさなかったが、心不全入院・CV死の複合を減らした(DECLARE-TIMI 58). N Engl J Med 2019;380(4):347-357.(DOI: 10.1056/NEJMoa1812389 / PMID: 30415602 / NCT01730534)
一次予防が多い広い2型糖尿病集団で、ダパグリフロジンはMACE(動脈硬化イベント)は有意に減らさなかったが、心不全入院・心血管死の複合は減らした。SGLT2が「動脈硬化より心不全・腎で頑健」という像を補強した試験。
背景・CQ
SGLT2阻害薬はEMPA-REG・CANVASで心血管ベネフィットを示したが、それらは既存CVD中心の集団だった。
一次予防を多く含む“より広い”2型糖尿病で、ダパグリフロジンは心血管イベントを減らすか?
研究デザイン(PICO)
2型糖尿病で、既存ASCVD または複数の危険因子をもつ(n=17,160、59.4%は既存ASCVDなし=一次予防が多数、CrCl≥60)。
ダパグリフロジン 10 mg 1日1回。
プラセボ。
①MACE(心血管死・MI・虚血性脳卒中)、②心血管死 or 心不全入院(HHF)の複合。
方法:無作為化二重盲検プラセボ対照。中央値4.2年。安全性は非劣性、有効性は2つの複合を階層的に評価。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。