FFRが機能的に有意でない(≥0.75)中等度病変はステントせず据え置きが安全 ― DEFER
Pijls. FFRが機能的に有意でない(≥0.75)中等度病変はステントせず据え置きが安全 ― DEFER(Deferring PCI of FFR-nonsignificant Stenosis (DEFER)). J Am Coll Cardiol 2007;49(21):2105-2111.(DOI: 10.1016/j.jacc.2007.01.087 / PMID: 17531660)
造影で中等度の狭窄でPCI予定だった患者で、FFR≥0.75(機能的に有意でない)ならPCIを据え置き(Defer)vs 実施(Perform)に無作為化。5年の心臓死/MIはDefer 3.3% vs Perform 7.9%(FFR<0.75の参照群は15.7%)。据え置き病変に関連する心臓死/MIは年<1%で、ステントしても減らない。15年でもMIはむしろDefer群で少なかった(2.2% vs 10.0%)。「虚血を起こさない病変はステント不要」を長期に裏づけた古典。
背景・CQ
造影で中等度に見える病変に対し、虚血の証拠がないままステントすることが多かった。
FFRで機能的に有意でない(≥0.75)病変は、ステントせず据え置いても安全か?むしろステントは益があるのか?
研究デザイン(PICO)
- P:造影で中等度狭窄(≥50%)があり待機的PCI予定の患者(n=325、14施設、1997–1998)。直前にFFRを測定。
- I/C(無作為化対象):FFR≥0.75の患者を、据え置き(Defer、91例)vs PCI実施(Perform、90例)に無作為化。
- 参照群:FFR<0.75は予定どおりPCI(Reference、144例)。
- O:5年(のち15年)の無イベント生存、心臓死+心筋梗塞。
方法:無作為化・多施設。バイアス回避のため全例で無作為化後にFFRを測定。追跡5年→さらに15年。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。