複雑分岐部病変では系統的2ステントがプロビジョナルに優る(DEFINITION基準で選別)― DEFINITION II
Zhang. 複雑分岐部病変では系統的2ステントがプロビジョナルに優る(DEFINITION基準で選別)― DEFINITION II(Systematic Two-Stent vs Provisional for Complex Bifurcation Lesions (DEFINITION II)). Eur Heart J 2020;41(27):2523-2536.(DOI: 10.1093/eurheartj/ehaa543 / PMID: 32588060 / NCT02284750)
49施設のDEFINITION基準で定義した「複雑」分岐部病変653人を、系統的2ステント vs プロビジョナルに無作為化。1年の標的病変不全(TLF)は2ステント6.1% vs プロビジョナル11.4%、HR 0.52(P=0.019)で2ステントが優位(標的血管MI・臨床driven TLRの低下が主因、ステント血栓は同等)。「分岐部はプロビジョナルが基本」だが、側枝が大きく病変が長い"複雑"分岐部では、最初から系統的2ステントが有利であることを、病変選別基準とともに示した試験。
背景・CQ
分岐部は一般にプロビジョナルが標準だが、側枝病変が重い複雑例では結果が悪い。どの分岐部が"複雑"で2ステントの恩恵を受けるかを定義し検証する必要があった。
研究デザイン(PICO)
DEFINITION基準で「複雑」と判定した分岐部病変(主基準:側枝病変長≥10mm かつ側枝狭窄が高度〔LMで≥70%、非LMで≥90%〕等+副基準)(n=653、国際49施設、LM・非LM両方を含む)。
系統的2ステント(DKクラッシュ/culotte等、最初から計画的に)。
プロビジョナル(まず主枝1ステント、必要時に側枝へ)。
1年TLF(心臓死・標的血管MI・臨床driven TLR)。安全性:definite/probableステント血栓。
方法:無作為化・多施設・第3相(NCT02284750)。複雑分岐部に限定して組入れ。
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