通過可能な重度石灰化でルーチンのorbital atherectomyはバルーンに勝らない(balloon-firstを支持)― ECLIPSE
Kirtane. 通過可能な重度石灰化でルーチンのorbital atherectomyはバルーンに勝らない(balloon-firstを支持)― ECLIPSE(Orbital Atherectomy vs Balloon Angioplasty before DES in Severe Calcification (ECLIPSE)). Lancet 2025;405(10486):1240-1251.(DOI: 10.1016/S0140-6736(25)00450-7)
米国104施設のバルーンで通過可能な重度石灰化病変2,005人(2,492病変)を、orbital atherectomy(OA)vs バルーン血管形成(カッティング/スコアリング可、IVL不可)→DESに無作為化(この領域で最大規模)。共主要の最小ステント面積(OCT)は7.67 vs 7.42mm²(p=0.078)で差なし、1年標的血管不全(TVF)も11.5% vs 10.0%(HR 1.16)で差なし。「通過可能な重度石灰化では、ルーチンのOAはバルーンに勝らず、balloon-firstでよい」を示し、アテレクトミーはバルーン通過/拡張不能(uncrossable/undilatable)病変に限るという方針を支持した。
背景・CQ
石灰化はステント拡張を妨げ予後を悪化させる。OAは石灰を削って拡張を助けるが、バルーンで通過できる石灰化に、ルーチンでOAを足す利益があるかは不明だった。
研究デザイン(PICO)
重度石灰化(造影で両壁の石灰≥15mm、またはOCT/IVUSで≥270°石灰)で、バルーン通過可能かつ両戦略にequipoiseのある病変(n=2,005、2,492病変、米国104施設)。
orbital atherectomy(OA)(その後バルーン拡張→DES)。
バルーン血管形成(BA)(カッティング/スコーリング可、IVLは不可)→DES。
最大石灰部位の最小ステント面積(MSA、OCTサブ)と1年TVF。
方法:無作為化・非盲検・多施設・第3相(米国、Abbott資金)。約2/3が画像ガイド。OA群は1.25mmバー+必須のバルーン拡張、1:1バルーンで≥18気圧の後拡張を必須化。
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