高齢者では減量プラスグレル5mgにクロピドグレルを上回る利益はない(無益性で早期中止)― ELDERLY-ACS 2
Savonitto. 高齢者では減量プラスグレル5mgにクロピドグレルを上回る利益はない(無益性で早期中止)― ELDERLY-ACS 2(Reduced-Dose Prasugrel vs Standard-Dose Clopidogrel in Elderly ACS (Elderly-ACS 2)). Circulation 2018;137(23):2435-2445.(DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.117.032180 / PMID: 29459361 / NCT01777503)
74歳超のACSでPCIを受けた患者を、減量プラスグレル5mg/日 vs 標準クロピドグレル75mg/日に無作為化(イタリア32施設、非盲検・評価者盲検)。プラスグレル5mgの優越を狙ったが、中間解析で無益性により早期中止(約1,443/計画2,000例)。1年の複合(全死亡・MI・障害性脳卒中・心血管/出血による再入院)は約17%で両群同等、出血も同等。「高齢者では、減量プラスグレル5mgにクロピドグレルを上回る利益はない」を示した。高齢ACSの抗血小板選択で、クロピドグレルが妥当な既定であることを支持する。
背景・CQ
高齢者は虚血も出血も高リスク。クロピドグレルでは血小板反応性が高め(効きにくい)で、減量プラスグレル5mgならより安定した抑制を出血を増やさずに得られると期待された。
高齢ACSで、減量プラスグレル5mgはクロピドグレルに優るか?
研究デザイン(PICO)
74歳超のACS(STEMI/NSTEMI)でPCI(イタリア32施設)。
減量プラスグレル5mg/日。
クロピドグレル75mg/日。
1年の全死亡・MI・障害性脳卒中・心血管/出血による再入院の複合(優越性デザイン)。
方法:多施設・無作為化・非盲検・評価者盲検(イタリア)。中間解析で無益性により早期中止。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。