複雑病変でロータブレーターは手技成功が高いが遅発再狭窄は多い(レーザーも同様)― ERBAC
Reifart. 複雑病変でロータブレーターは手技成功が高いが遅発再狭窄は多い(レーザーも同様)― ERBAC(Excimer Laser vs Rotational Atherectomy vs Balloon for Complex Lesions (ERBAC)). Circulation 1997;96(1):91-98.(DOI: 10.1161/01.cir.96.1.91 / PMID: 9236422)
単施設の複雑冠動脈病変685人を、バルーン血管形成 vs エキシマレーザー(ELCA)vs ロータブレーター(RA)に無作為化(ステント前時代)。手技成功はRAが最も高い(89% vs ELCA 77% vs バルーン80%、p=0.0019)が、院内合併症は同等。一方6か月の標的病変血行再建(TLR)はRA 42.4%・ELCA 46.0%でバルーン31.9%より高かった(p=0.013)。「デバルキング(RA/レーザー)は急性成功は良いが、遅発再狭窄が多く長期ではバルーンに勝らない」を示した歴史的試験。現代ではELCAはバルーン通過不能・血栓性・ステント拡張不全などニッチに位置づけられる。
背景・CQ
1990年代、複雑病変にレーザーやロータブレーターで"削る"ことがバルーン単独より良いか議論された。
複雑病変で、ELCA/RAはバルーン血管形成より急性・長期成績を改善するか?
研究デザイン(PICO)
- P:待機的PCIを要する複雑冠動脈病変(n=685、単施設、ステント前時代)。
- I/C:バルーン血管形成(n=222)vs ELCA(n=232)vs RA(n=231)の3群比較。
- O(主要):手技成功(残存狭窄<50%、死亡・Q波MI・CABGなし)。副次:院内合併症・6か月TLR。
方法:無作為化・単施設・第3相(ドイツ、1990年代)。多くがステントなし(バルーン主体の時代)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。