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会員限定虚血性心疾患・冠動脈多施設・無作為化Eur Heart J 2018読了 約4分

CTO-PCIは狭心症・QOLを改善する(予後改善ではない/非CTO病変は無作為化前に治療)― EURO-CTO

Werner. CTO-PCIは狭心症・QOLを改善する(予後改善ではない/非CTO病変は無作為化前に治療)― EURO-CTO(Revascularization vs Optimal Medical Therapy for CTO (EURO-CTO)). Eur Heart J 2018;39(26):2484-2493.(DOI: 10.1093/eurheartj/ehy220 / PMID: 29722796 / NCT01760083)

安定狭心症のCTO患者を、非CTO病変を無作為化前に治療した上で、CTO-PCI(biolimus-DES)+OMT vs OMT単独に2:1で無作為化。12か月のSAQ健康状態(主要)は、狭心症頻度(+5.23、95%CI 1.75–8.71、P=0.003)・QOL(+6.62、95%CI 1.78–11.46、P=0.007)でPCIが有意に改善。3年でCV死・MIに差はなく、MACEはOMT群で高い(虚血driven再血行再建による)。手技成功率86.6%・合併症は低い。「CTO-PCIは狭心症・QOLを改善する(予後改善ではない)」を示し、非CTO病変を先に治療した分DECISION-CTOより"clean"にCTO治療の効果を評価した試験。

Background

背景・CQ

CTO-PCIの臨床価値は無作為化試験で確立していなかった。DECISION-CTOは交絡が大きかった。

クリニカルクエスチョン

非CTO病変を先に治療してCTO治療の効果だけを評価すれば、CTO-PCIは健康状態(症状・QOL)を改善するか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

安定狭心症のCTO(非CTO病変は無作為化前に治療済み)。

I
Intervention ・ 介入

CTO-PCI(biolimus-DES)+OMT(n=259)。

vs
C
Comparison ・ 対照

OMT単独(n=137)。

O
Outcome ・ 評価項目

12か月のSAQ健康状態の変化(狭心症頻度・QOL等)。

方法:多施設・無作為化(2:1)・非盲検(sham対照ではない)。非CTO病変を無作為化前に治療しCTO治療の効果を分離。予定症例数には未達。

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Column

安定冠動脈疾患に、血行再建は要るのか ― 23試験で引く、効く場面と効かない場面の線

COURAGEが予後の利益を否定し、FFRによる病変選択が一度は救済し、ORBITAが症状すら疑い、ISCHEMIAが決着をつけた。しかし試験が否定したのは「安定冠動脈疾患における、予後を目的としたルーチンの血行再建」に…

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。