STEMI後の非責任CTO-PCIにLV機能の全体的利益なし(LADサブのみ示唆)― EXPLORE
Henriques. STEMI後の非責任CTO-PCIにLV機能の全体的利益なし(LADサブのみ示唆)― EXPLORE(PCI for Concurrent CTO in Non-Infarct Artery After STEMI (EXPLORE)). JACC 2016;68(15):1622-1632.(DOI: 10.1016/j.jacc.2016.07.744 / PMID: 27712774)
STEMIでprimary PCI後に、非責任血管のCTOを併存する304人(欧州・カナダ14施設)を、早期CTO-PCI(1週以内)vs 保存的(CTOは治療しない)に無作為化。4か月のCMRで、LVEF 44.1% vs 44.8%(P=0.60)・LVEDV 215.6 vs 212.8mL(P=0.70)でいずれも差なし。CTO-PCIは成功率73–77%で実施可能・安全だった。サブグループではLADのCTOのみLVEF改善(47.2% vs 40.4%、P=0.02)。「STEMI後の非責任CTO-PCIは、LV機能の全体的な改善をもたらさない(LADでは示唆的)」を示した。STEMI後の非責任CTOをルーチンに早期治療する根拠は乏しい。
背景・CQ
STEMI患者の10–15%は非責任血管にCTOを併存し、予後が悪い。CTOが残ると境界域の心筋回復・リモデリングに不利な可能性。
STEMI後に非責任CTOを早期にPCIすると、LV機能(LVEF・LVEDV)が改善するか?
研究デザイン(PICO)
STEMIでprimary PCI後、非責任血管にCTOを併存(n=304、欧州・カナダ14施設)。
早期CTO-PCI(primary PCIから1週以内)(n=150)。
保存的(CTOは治療しない)(n=154)。
4か月のLVEF・LVEDV(CMR)。
方法:医師主導・前向き・多施設・無作為化・CMR独立評価(蘭登録NTR1108)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。