多枝病変はFFRガイドPCIが造影ガイドよりイベントを減らす(ステントも減る)― FAME
Tonino. 多枝病変はFFRガイドPCIが造影ガイドよりイベントを減らす(ステントも減る)― FAME(FFR-guided vs Angiography-guided PCI in Multivessel Disease (FAME)). N Engl J Med 2009;360(3):213-224.(DOI: 10.1056/NEJMoa0807611 / PMID: 19144937 / NCT00267774)
多枝冠動脈疾患でPCIの適応となる1,005人で、FFRガイドPCI(FFR≤0.80の病変のみ留置)vs 造影ガイドPCI(≥50%病変をすべて留置)を比較。1年の主要複合(死亡・MI・再血行再建)はFFR 13.2% vs 造影 18.3%(p=0.02)でFFRが少なく、死亡/MIも7.3% vs 11.1%で低下。ステント数・造影剤・コストも減少。「狭そうな病変を全部治す」より「虚血を起こす病変だけ治す」が良い、と示した。
背景・CQ
多枝病変では造影で「狭く見える」病変を次々ステントするのが標準だった。だが造影の見た目と機能的な虚血は必ずしも一致しない。
多枝病変で、FFRで虚血を起こす病変だけに絞ってPCIすると、造影ガイドより予後が良いか?
研究デザイン(PICO)
多枝CAD(主要3枝のうち2枝以上に≥50%狭窄)でPCI適応の患者(n=1,005、米欧20施設)。安定例と非ST上昇ACSの一部を含む。
FFRガイドPCI=各病変でFFR測定、FFR≤0.80のみ薬剤溶出ステント留置(509例)。
造影ガイドPCI=≥50%病変をすべて留置(496例)。
1年の死亡・心筋梗塞・再血行再建の複合。
方法:無作為化・多施設・国際。すべて薬剤溶出ステント使用。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。