ワイヤー不要・充血不要のQFRによる病変選択が造影単独より1年MACEを減らす ― FAVOR III China
Xu. ワイヤー不要・充血不要のQFRによる病変選択が造影単独より1年MACEを減らす ― FAVOR III China(Quantitative Flow Ratio-Guided vs Angiography-Guided PCI (FAVOR III China)). Lancet 2021;398(10317):2149-2159.(DOI: 10.1016/S0140-6736(21)02248-0 / PMID: 34742368 / NCT03656848)
CAD患者3,825人(50–90%狭窄、血管径≥2.5mm)を、QFR(定量的血流比)ガイド vs 造影ガイドの病変選択に無作為化(中国26施設、患者・評価者盲検、sham対照)。QFRは造影画像から3D再構成+流体力学計算で求めるワイヤー不要・充血不要の生理指標。1年MACE(全死亡・MI・虚血driven再血行再建)は5.8% vs 8.8%(HR 0.65、P=0.0004)でQFRが優越(35%相対リスク減)、MI・再血行再建の減少が主因。QFRは約24%で当初の治療計画を変更(deferral増)。「ワイヤーや充血薬を使わずに、QFRで病変を選ぶと造影単独より予後が良い」を示した。
背景・CQ
FFRは予後を改善するがワイヤー・充血薬・コスト・時間が障壁で普及が限られる。QFRは造影画像から計算できワイヤー・充血不要。
QFRガイドの病変選択は造影ガイドより予後を改善するか?
研究デザイン(PICO)
CAD(安定/不安定狭心症またはMI≥72時間後、50–90%狭窄、血管径≥2.5mm、n=3,825、中国26施設)。
QFRガイド(QFR≤0.80またはDS>90%で治療、>0.80はdeferral)(n=1,913)。
造影ガイド(視覚評価で治療)(n=1,912)。
1年MACE(全死亡・あらゆるMI・虚血driven再血行再建)。sham対照(実/偽QFRに10分の遅延)。
方法:医師主導・前向き・多施設・患者/評価者盲検・sham対照・無作為化(中国)。治療前に術者が予定戦略を宣言。
この続きは、無料登録で読めます。
登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。
- 主な結果
- 臨床への落とし込み
- 結論
- 解釈と限界
- Editor's Note(解釈・使いどころ)
すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。
本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。