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会員限定虚血性心疾患・冠動脈医師主導・無作為化・非盲検・評価者盲検・多施設N Engl J Med 2021読了 約4分

STEMIの非責任病変ではFFRガイドが造影ガイドに優らない(安定CADとの対比)― FLOWER-MI

Puymirat. STEMIの非責任病変ではFFRガイドが造影ガイドに優らない(安定CADとの対比)― FLOWER-MI(Multivessel PCI Guided by FFR or Angiography for STEMI (FLOWER-MI)). N Engl J Med 2021;385(4):297-308.(DOI: 10.1056/NEJMoa2104650 / PMID: 33999545 / NCT02943954)

STEMIで多枝病変の1,171人(責任病変PCI成功後)を、非責任病変の完全血行再建をFFRガイド vs 造影ガイドで行う戦略に無作為化(フランス41施設、非責任は5日以内に治療)。1年の複合(全死亡・非致死的MI・緊急再血行再建による予定外入院)は5.5% vs 4.2%(HR 1.32、95%CI 0.78–2.23、P=0.31)で有意差なし(数値上はむしろ造影有利)。イベント率が想定(15%)より低く(5%)検出力不足だが、「STEMIの非責任病変では、FFRガイドが造影ガイドに優らない」を示した。安定CADでFFR>造影(FAME)という常識との対比で、急性期の生理評価の限界を考えさせる試験。

Background

背景・CQ

STEMI多枝病変では非責任病変も治療する完全血行再建が責任病変単独に優る(COMPLETE/DANAMI3-PRIMULTI)。安定CADではFFR>造影(FAME)。

クリニカルクエスチョン

では、STEMIの非責任病変を"どう選ぶか"——FFRガイドは造影ガイドに優るか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

STEMI多枝病変で責任病変PCI成功後(n=1,171、フランス41施設)。

I
Intervention ・ 介入

FFRガイド完全血行再建(FFR≤0.80で非責任病変を治療)(n≈586)。

vs
C
Comparison ・ 対照

造影ガイド完全血行再建(造影上有意な非責任病変を治療)(n≈581)。非責任は5日以内。

O
Outcome ・ 評価項目

1年の全死亡・非致死的MI・緊急再血行再建による予定外入院の複合。

方法:医師主導・無作為化・非盲検・評価者盲検・多施設(フランス)。

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Column

安定冠動脈疾患に、血行再建は要るのか ― 23試験で引く、効く場面と効かない場面の線

COURAGEが予後の利益を否定し、FFRによる病変選択が一度は救済し、ORBITAが症状すら疑い、ISCHEMIAが決着をつけた。しかし試験が否定したのは「安定冠動脈疾患における、予後を目的としたルーチンの血行再建」に…

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。