aspirin-freeの先駆け:1か月DAPT→チカグレロ単剤23か月は標準DAPTに優越を示せず(が後続の成功を導いた)― GLOBAL LEADERS
Vranckx. aspirin-freeの先駆け:1か月DAPT→チカグレロ単剤23か月は標準DAPTに優越を示せず(が後続の成功を導いた)― GLOBAL LEADERS(Ticagrelor Monotherapy After 1-Month DAPT vs Standard DAPT (GLOBAL LEADERS)). Lancet 2018;392(10151):940-949.(DOI: 10.1016/S0140-6736(18)31858-0 / PMID: 30166073 / NCT01813435)
all-comers 15,968人(ACS・安定、全例biolimus A9溶出ステント)を、実験群(アスピリン+チカグレロ1か月→チカグレロ単剤23か月)vs 標準群(12か月DAPT→アスピリン12か月)に無作為化した大規模優越性試験。2年の主要評価(全死亡+非致死的新規Q波MI)は3.81% vs 4.37%(RR 0.87、P=0.073)で優越を示せず。BARC 3/5大出血も2.04% vs 2.12%で差なし。aspirin-free戦略の先駆けだが、主要評価では"失敗"。ただしACSサブで出血低下傾向、実験群のアドヒアランス不良などの教訓を残し、後続のTWILIGHT/TICO/T-PASS/ULTIMATE-DAPTの成功を導いた歴史的試験。
背景・CQ
強力なP2Y12(チカグレロ)単剤を長期に用い、アスピリンを早期に外せば、出血を抑えつつ虚血を保てるという仮説。
1か月DAPT→チカグレロ単剤23か月は、標準DAPT→アスピリンに優るか?
研究デザイン(PICO)
all-comers(ACS・安定、n=15,968、18か国130施設、全例biolimus A9溶出ステント)。
アスピリン+チカグレロ1か月→チカグレロ単剤23か月(n=7,980)。
標準12か月DAPT(安定はクロピドグレル、ACSはチカグレロ)→アスピリン単剤12か月(n=7,988)。
2年の全死亡+非致死的新規Q波MI。安全性:BARC 3/5出血。
方法:無作為化(1:1)・多施設・非盲検・優越性。臨床像(ACS/安定)で層別化。
この続きは、無料登録で読めます。
登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。
- 主な結果
- 臨床への落とし込み
- 結論
- 解釈と限界
- Editor's Note(解釈・使いどころ)
すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。
本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。