多臓器障害を伴うAKIでCVVHDF(CRRT)とIHDは生存に差なし(適切に行えばIHDも可)― Hemodiafe
Vinsonneau. 多臓器障害を伴うAKIでCVVHDF(CRRT)とIHDは生存に差なし(適切に行えばIHDも可)― Hemodiafe(CVVHDF vs Intermittent Hemodialysis in AKI with MODS (Hemodiafe)). Lancet 2006;368(9533):379-385.(DOI: 10.1016/S0140-6736(06)69111-3 / PMID: 16876666)
多臓器障害(MODS)を伴う急性腎不全360人(ほぼ全例が人工呼吸、約90%が昇圧薬)を、持続的血液濾過透析CVVHDF(CRRT)vs 間欠的血液透析IHD(IRRT)に無作為化。60日生存・腎回復・有害事象に差なし(低体温はCVVHDFで多い)。鍵はIHDを血行動態が保てるよう工夫(血流・温度・除水の調整)した点で、「適切に行えば、血行動態が不安定な重症MODSでもIHDはCRRTと同等」を示した代表的モダリティ試験。
背景・CQ
CRRTは血行動態に優しいとされ、不安定な重症例で好まれた。だが生存利益は不明確だった。
多臓器障害を伴うAKIで、CVVHDF(CRRT)はIHD(IRRT)より生存を改善するか?
研究デザイン(PICO)
多臓器障害(MODS)を伴う急性腎不全(n=360、フランス21施設、1999–2003)。ほぼ全例人工呼吸、約90%昇圧薬、半数超が敗血症。
CVVHDF(CRRT)。
IHD(IRRT)。血行動態を保つ工夫(血流調整・透析液冷却・緩徐な除水・十分な透析時間)を規定。
60日生存。副次:腎回復・有害事象など。
方法:無作為化・非盲検・多施設・第3相(フランス)。IHDは不安定例でも忍容できるようプロトコル化。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。