Paper Cruxy
会員限定透析・腎代替療法無作為化・多施設・第3相N Engl J Med 2010読了 約4分

進行性CKDで早期の透析導入は生存を改善しない(数値でなく症状で開始)― IDEAL

Cooper. 進行性CKDで早期の透析導入は生存を改善しない(数値でなく症状で開始)― IDEAL(Early vs Late Initiation of Maintenance Dialysis (IDEAL)). N Engl J Med 2010;363(7):609-619.(DOI: 10.1056/NEJMoa1000552 / PMID: 20581422)

豪・NZ 32施設の進行性CKD 828人(eGFR 10–15mL/min/1.73m²)を、早期導入(eGFR 10–14で透析開始)vs 待機導入(eGFR 5–7で開始)に無作為化。主要評価の全死亡に有意差なし、心血管・感染・合併症も差なし。待機群の76%は症状等でeGFR>7でも開始し、実際のeGFR差は約2.2mL/minにとどまった。約56%がPD予定。「eGFRの数値で早く始めても予後は改善せず、症状・適応で導入を判断すべき」とし、世界的な早期導入トレンドに歯止めをかけたランドマーク。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。