敗血症性ショックの重症AKIで早期RRTは90日死亡を減らさない ― IDEAL-ICU
Barbar. 敗血症性ショックの重症AKIで早期RRTは90日死亡を減らさない ― IDEAL-ICU(RRT Timing in AKI with Septic Shock (IDEAL-ICU)). N Engl J Med 2018;379(15):1431-1442.(DOI: 10.1056/NEJMoa1803213 / PMID: 30304656 / NCT01682590)
早期の敗血症性ショック+重症AKI(RIFLE Failure)488人を、早期 vs 待機の腎代替療法(RRT)に無作為化。90日死亡は早期 約58% vs 待機 約54%で有意差なし(無益性のため早期中止)。待機群の38%はRRTを要さず(うち約75%が自然回復)。敗血症性ショックという均質な高リスク集団でも"早期RRTの上乗せなし"を示し、AKIKI・STARRT-AKIとともに「急がない」戦略を支持した試験。
背景・CQ
敗血症性ショックではAKIが高頻度で予後不良。早期RRTで毒素・体液を早く是正できる一方、自然回復例に侵襲を負わせる懸念も。
敗血症性ショックの重症AKIで、早期RRTは待機より90日死亡を減らすか?
研究デザイン(PICO)
早期の敗血症性ショック+重症AKI(RIFLE Failure)で、緊急のRRT適応がない患者(n=488、フランス29施設)。
早期RRT(Failure到達から12時間以内に開始)。
待機RRT(48時間以内に腎機能が回復しなければ開始、緊急適応が出れば早く開始)。
90日全死亡。RRTモダリティは施設裁量。
方法:無作為化・非盲検・多施設・第3相(フランス)。第2回中間解析で無益性により早期中止。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。