前壁大梗塞で冠注アブシキシマブは梗塞サイズをわずかに縮小、血栓吸引は無効 ― INFUSE-AMI
Stone. 前壁大梗塞で冠注アブシキシマブは梗塞サイズをわずかに縮小、血栓吸引は無効 ― INFUSE-AMI(Intracoronary Abciximab and Aspiration Thrombectomy in Large Anterior STEMI (INFUSE-AMI)). JAMA 2012;307(17):1817-1826.(DOI: 10.1001/jama.2012.421 / PMID: 22447888 / NCT00976521)
前壁大梗塞(近位/中部LAD閉塞)の452人を、bivalirudin下のprimary PCIで2×2要因=「冠注(病変局所)アブシキシマブ vs なし」と「用手的血栓吸引 vs なし」に無作為化(発症4時間以内)。30日の梗塞サイズ(MRI)は冠注アブシキシマブで有意に縮小(ただし小幅)、一方血栓吸引では縮小せず。両方併用が最小だった。「局所アブシキシマブは梗塞サイズをわずかに縮める一方、血栓吸引は無効」を示した。代用エンドポイント(梗塞サイズ)で臨床アウトカムは評価せず、後にAIDA STEMIで冠注=静注(投与経路の優位なし)、強力P2Y12時代にGPIルーチンは廃れた。
背景・CQ
血栓塞栓は前壁大梗塞で灌流を妨げ梗塞を拡大する。
局所(冠注)アブシキシマブや用手的血栓吸引は、梗塞サイズを縮められるか?
研究デザイン(PICO)
- P:前壁大梗塞(近位/中部LAD閉塞、発症4時間以内、bivalirudin下primary PCI、n=452、6か国37施設)。
- I/C(2×2要因):冠注アブシキシマブ(病変局所)vs なし/用手的血栓吸引 vs なし。
- O(主要):30日の梗塞サイズ(MRI、%LV質量)——アブシキシマブ vs なし(吸引をプール)。副次:吸引 vs なし。
方法:無作為化・多施設・2×2要因・非盲検(MRI評価は盲検)。局所薬剤デリバリーカテーテルで0.25mg/kgアブシキシマブを病変部に冠注。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。