Paper Cruxy
会員限定COPD無作為化・多施設・5年JAMA 1994読了 約4分

禁煙はFEV1低下の傾き(疾患進行)を変える唯一の介入で、長期死亡も減らす(薬は傾きを変えない)― Lung Health Study

Anthonisen. 禁煙はFEV1低下の傾き(疾患進行)を変える唯一の介入で、長期死亡も減らす(薬は傾きを変えない)― Lung Health Study(Smoking Intervention and Rate of FEV1 Decline in COPD (Lung Health Study)). JAMA 1994;272(19):1497-1505.(DOI: 10.1001/jama.1994.03520190043033 / PMID: 7966841)

軽症〜中等症の気流閉塞を持つ喫煙者5,887人(35–60歳、北米10施設)を、①禁煙介入+イプラトロピウム、②禁煙介入+プラセボ、③通常ケア(介入なし)に無作為化。禁煙に成功した群はFEV1がいったん上昇した後に緩徐に低下し、FEV1低下の"傾き"(疾患進行)が明らかに緩徐化——喫煙継続では過剰なFEV1喪失が続いた。一方、イプラトロピウム(吸入抗コリン薬)は小幅で非累積的なFEV1上昇をもたらすのみで、中止すると消失し、低下の傾きは変えなかった。14.5年追跡(Ann Intern Med 2005)で禁煙介入群の全死亡が低下。「禁煙はCOPDのFEV1低下の傾き=疾患進行を変える唯一の介入であり、長期死亡も減らす。薬は傾きを変えない」を示した、COPD治療の原点。

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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。