メポリズマブ(抗IL-5)は重症好酸球性喘息の増悪を約半減する ― MENSA
Ortega. メポリズマブ(抗IL-5)は重症好酸球性喘息の増悪を約半減する ― MENSA(Mepolizumab Treatment in Severe Eosinophilic Asthma (MENSA)). N Engl J Med 2014;371(13):1198-1207.(DOI: 10.1056/NEJMoa1403290 / PMID: 25199059 / NCT01691521)
高用量ICS(±経口ステロイド)でも増悪を繰り返し、好酸球性炎症を伴う重症喘息576人を、メポリズマブ(抗IL-5モノクローナル抗体)75mg静注 または 100mg皮下注 vs プラセボに無作為化(4週毎、32週、二重盲検・ダブルダミー)。年間増悪率は静注で47%、皮下注で53%減(いずれもP<0.001)、救急受診/入院を要する増悪も静注32%・皮下注61%減、FEV1・喘息コントロール(ACQ-5)・QOL(SGRQ)も改善、血中好酸球は減少。前身のDREAM(Pavord 2012)で概念実証され、MENSAが第III相で確立。「好酸球を介在するIL-5を標的にすると、重症好酸球性喘息の増悪を約半減できる」を示し、重症喘息の生物学的製剤時代を切り開いた。
背景・CQ
重症喘息の一部は、高用量ICSでも好酸球性炎症が持続し増悪を繰り返す。IL-5は好酸球の分化・生存の中心サイトカイン。
抗IL-5抗体メポリズマブは、重症好酸球性喘息の増悪を減らすか?
研究デザイン(PICO)
重症好酸球性喘息(高用量ICS±OCS、前年に≥2回増悪、血中好酸球高値)(n=576、≥12歳)。
メポリズマブ75mg静注 または 100mg皮下注(4週毎)。
プラセボ(4週毎)。いずれも標準治療(高用量ICS+別のコントローラー)に上乗せ。
年間の臨床的に有意な増悪率。副次:ED/入院を要する増悪・FEV1・ACQ-5・SGRQ・好酸球。
方法:32週・無作為化・二重盲検・ダブルダミー・プラセボ対照・多施設・国際。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。