重症低酸素血症COPDで連続酸素は夜間のみより死亡を減らす(LTOTの原点・時間は長いほど良い)― NOTT
Nocturnal Oxygen Therapy Trial Group. 重症低酸素血症COPDで連続酸素は夜間のみより死亡を減らす(LTOTの原点・時間は長いほど良い)― NOTT(Continuous vs Nocturnal Oxygen Therapy in Hypoxemic COPD (NOTT)). Ann Intern Med 1980;93(3):391-398.(DOI: 10.7326/0003-4819-93-3-391 / PMID: 6776858 / NCT00000564)
重症の安静時低酸素血症を伴うCOPD患者203人(6施設)を、連続酸素療法(実使用平均約18時間/日)vs 12時間夜間のみの酸素療法に無作為化し平均19.3か月追跡。夜間のみ群の死亡は連続群の1.94倍(P=0.01)(24か月で40.8% vs 22.4%、12か月で20.6% vs 11.9%)。利益はCO2貯留例で顕著で、連続酸素はヘマトクリット・肺血管抵抗も低下させた。翌1981年のMRC試験(酸素≥15時間/日 vs 無酸素で生存改善)と併せ、「重症の安静時低酸素血症に対する長期酸素療法(LTOT)はCOPDで数少ない予後改善介入であり、酸素は使う時間が長いほど良い」を確立した在宅酸素の原点。
背景・CQ
重症COPDでは慢性低酸素血症が肺高血圧・多血症・死亡につながる。
酸素を連続的に使うのと夜間のみとで、生存に差があるか?
研究デザイン(PICO)
重症の安静時低酸素血症を伴うCOPD(PaO2低値)(n=203、6施設)。
連続酸素療法(処方24時間、実使用平均約18時間/日)。
12時間夜間のみの酸素療法。
全死亡。副次:ヘマトクリット・肺血管抵抗・神経心理機能。
方法:無作為化・多施設・平均19.3か月追跡。両群とも酸素アドヒアランス良好。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。