強迫症は"儀式をしない練習"で良くなる――曝露反応妨害(Foa 2005)
. 強迫症は"儀式をしない練習"で良くなる――曝露反応妨害(Foa 2005)(Randomized, Placebo-Controlled Trial of Exposure and Ritual Prevention, Clomipramine, and Their Combination in OCD). Am J Psychiatry 2005;162:151-161.(DOI: 10.1176/appi.ajp.162.1.151 / PMID: 15625214)
強迫症(OCD)の治療といえば薬(SSRI/クロミプラミン)を思い浮かべがちですが、実は"あえて儀式をしない"練習=曝露反応妨害(EX/RP)が強力です。Foaらの試験は、EX/RPがクロミプラミン単独に優り、薬の上乗せは不要であることを示しました。OCD治療の第一選択を5分で。
背景・CQ
OCDは、強迫観念(侵入思考)と、それを打ち消す強迫行為(儀式)の悪循環が続く疾患です。確立した治療はSRI(SSRI/クロミプラミン)と、認知行動療法の一種である曝露反応妨害(EX/RP=不安を喚起する刺激に曝露し、儀式を行わない)。しかし両者の相対的・併用的な効果は明確でありませんでした。
研究デザイン(PICO)
- P:成人のOCD外来患者122例
- I/C:4群=①EX/RP(集中的な曝露反応妨害) ②クロミプラミン ③EX/RP+クロミプラミン(併用) ④プラセボ
- O:主要評価=Y-BOCS(強迫症状の重症度)と、CGIに基づく反応率(12週)
方法:無作為化・二重盲検(薬剤部分)・プラセボ対照。EX/RPは集中的プロトコル。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。