早期からの基礎インスリン(グラルギン)は心血管に中立で、糖尿病発症は減らした
Gerstein. 早期からの基礎インスリン(グラルギン)は心血管に中立で、糖尿病発症は減らした(ORIGIN). N Engl J Med 2012;367(4):319-328.(DOI: 10.1056/NEJMoa1203858 / PMID: 22686416 / NCT00069784)
前糖尿病〜早期2型糖尿病の高心血管リスク群で、空腹時血糖を正常化する基礎インスリン(グラルギン)は心血管イベントに中立だった。糖尿病の新規発症は減らしたが、低血糖と軽度の体重増加が増えた。
背景・CQ
空腹時血糖を早期から正常化すれば心血管イベントを減らせるのでは、という仮説があった。(n-3脂肪酸も同時に検証する2×2デザイン)
前糖尿病〜早期2型糖尿病で、基礎インスリンによる空腹時血糖の正常化は心血管イベントを減らすか?
研究デザイン(PICO)
心血管危険因子+IFG/IGT または早期2型糖尿病(n=12,537、平均63.5歳)。
インスリングラルギン(空腹時血糖 ≤95 mg/dL を目標に自己調整)。
標準治療(インスリンなし)。+別軸でn-3脂肪酸 vs プラセボ。
①CV死・非致死性MI・非致死性脳卒中、②それ+血行再建・心不全入院。
方法:無作為化・2×2要因デザイン。中央値6.2年。treat-to-target(空腹時血糖の正常化)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。