PARTNER 3試験:低リスクの重症大動脈弁狭窄、TAVRか外科手術か
― 「低リスクなら外科」の前提を揺るがした一本(TAVR vs SAVR)
Mack MJ, Leon MB, Thourani VH, et al. Transcatheter Aortic-Valve Replacement with a Balloon-Expandable Valve in Low-Risk Patients. N Engl J Med. 2019;380:1695–1705.(DOI: 10.1056/NEJMoa1814052)
手術リスクの低い重症大動脈弁狭窄(AS)患者で、経カテーテル大動脈弁置換(TAVR、バルーン拡張型SAPIEN 3)と外科手術(SAVR)を比較。1年の死亡・脳卒中・再入院の複合は、TAVRのほうが有意に少なかった(8.5% vs 15.1%)。「低リスクなら外科」という前提を揺るがし、TAVRを主流の選択肢に押し上げた一本です。
背景・CQ:なぜこの試験が必要だったのか
TAVRは高〜中等度手術リスクのASで外科に非劣性/優越が示されてきました。一方で低リスクでも有効かは未確定でした。
低リスクの重症ASで、TAVRは外科手術と比べてどうか?
研究デザインの読み方(PICO)
重症AS+低手術リスク(STSスコア平均1.9%)、平均年齢73歳
TAVR(経大腿、バルーン拡張型SAPIEN 3)
外科的大動脈弁置換(SAVR)
1年の死亡・脳卒中・再入院の複合(非劣性マージン6%、優越も検定)
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。