高齢NSTE-ACSではクロピドグレルが出血を減らし虚血は増えず忍容性も良い ― POPular AGE
Gimbel. 高齢NSTE-ACSではクロピドグレルが出血を減らし虚血は増えず忍容性も良い ― POPular AGE(Clopidogrel vs Ticagrelor or Prasugrel in Elderly NSTE-ACS (POPular AGE)). Lancet 2020;395(10233):1374-1381.(DOI: 10.1016/S0140-6736(20)30325-1 / PMID: 32334703 / NCT02317198)
70歳以上のNSTE-ACS患者1,002人を、クロピドグレル vs チカグレロ/プラスグレル(95%がチカグレロ)に無作為化(オランダ、非盲検・評価者盲検、12か月)。共主要の出血(PLATO大/小)は18% vs 24%(HR 0.71)でクロピドグレルが優越(少ない)、正味臨床benefit(全死亡・MI・脳卒中・出血)はクロピドグレルが非劣性(28% vs 32%)。チカグレロは中断率が高い(47% vs 22%)。「高齢NSTE-ACSでは、クロピドグレルが出血を減らし虚血は増えず、忍容性も良い」を示した。ELDERLY-ACS 2と併せ、高齢者ではクロピドグレルが妥当な既定であることを補強する。
背景・CQ
高齢者は虚血も出血も高リスクで、試験に過小代表されがち。強力P2Y12(チカグレロ/プラスグレル)は出血・忍容性が問題。
高齢NSTE-ACSで、クロピドグレルは強力P2Y12に比べ出血を減らし、虚血を増やさないか?
研究デザイン(PICO)
70歳以上のNSTE-ACS(n=1,002、オランダ)。
クロピドグレル(300/600mg→75mg)(n=500)。
チカグレロ/プラスグレル(95%チカグレロ:180mg→90mg×2)(n=502)。
①出血(PLATO大/小)の優越、②正味臨床benefit(全死亡・MI・脳卒中・PLATO大/小出血)の非劣性(マージン2%)。
方法:無作為化・多施設・非盲検・評価者盲検・非劣性(オランダ)。12か月。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。