Paper Cruxy
原著を開く
会員限定敗血症(蘇生)無作為化・多施設・3群N Engl J Med 2014読了 約4分

敗血症性ショックの早期目標指向療法(EGDT)は通常ケアより優れない

ProCESS Investigators(Yealy 他). 敗血症性ショックの早期目標指向療法(EGDT)は通常ケアより優れない(ProCESS). N Engl J Med 2014;370(18):1683-1693.(DOI: 10.1056/NEJMoa1401602 / PMID: 24635773 / NCT00510835)

敗血症性ショックで、Riversの早期目標指向療法(EGDT、中心静脈圧・ScvO₂で管理)・プロトコル標準治療・通常ケアの3群を比較。60日死亡は21.0% vs 18.2% vs 18.9%で差なし。中心静脈カテーテルを必須とするEGDTバンドルは不要で、早期認識・抗菌薬・輸液が要点。ARISE/ProMISeも同結論。

Background

背景・CQ

Rivers(2001)の単施設EGDTが院内死亡を46.5%→30.5%に下げ世界に普及したが、侵襲的モニタを要する。

クリニカルクエスチョン

EGDTは通常ケアより本当に死亡を減らすか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

救急部の敗血症性ショック(難治性低血圧 or 乳酸≥4)(n=1341、米31施設)。

I
Intervention ・ 介入

プロトコルEGDT(CVP・ScvO₂目標、中心静脈カテーテル・必要時に輸血/強心薬)。

vs
C
Comparison ・ 対照

プロトコル標準治療(中心静脈不要)/通常ケア(医師裁量)。

O
Outcome ・ 評価項目

60日院内死亡。

方法:無作為化・多施設・3群。早期に敗血症をスクリーニング、>75%が無作為化前に抗菌薬投与。

この続きは、無料登録で読めます。

登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。

登録すると読める、この先の章
  1. 主な結果
  2. 臨床への落とし込み
  3. 結論
  4. 解釈と限界
  5. Editor's Note(解釈・使いどころ)

すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。

Column

敗血症の輸液は、足すのか引くのか ― 22試験で引く、量・種類・やめどきの線

2011年、アフリカの小児3141例で、20 mL/kg のボーラスを入れた群のほうが多く死んだ。48時間死亡 10.6% / 10.5% 対 7.3%。世界中の蘇生ガイドラインが書いていた常識が、逆向きに壊れた瞬間であ…

総論を読む
この論文を含む22本を束ねた解説(プレミアム)/本記事の位置づけ:第一幕の崩壊・米国で再現されず

最後まで読める3本も。

どの論文も、冒頭の2章はこのまま読めます。登録なしで最後まで読める解説も3本あります。

無料で読める3本を見る

本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。