重症AKIで高線量CRRT(40 vs 25mL/kg/h)は90日死亡を減らさない ― RENAL
Bellomo. 重症AKIで高線量CRRT(40 vs 25mL/kg/h)は90日死亡を減らさない ― RENAL(Intensity of CRRT, 40 vs 25 mL/kg/h (RENAL)). N Engl J Med 2009;361(17):1627-1638.(DOI: 10.1056/NEJMoa0902413 / PMID: 19846848 / NCT00221013)
豪・NZの重症AKI 1,508人を、全例CVVHDFで高線量(排液40mL/kg/h)vs 低線量(25mL/kg/h)に無作為化。90日死亡は両群とも44.7%(OR 1.00、P=0.99)で差なし。透析依存も同等で、低リン血症は高線量群で多かった(65% vs 54%)。ATN(米国)と並び、高線量CRRTに利益はない(実効でも約33 vs 22mL/kg/h)ことを示し、CVVHDFの標準量を20–25mL/kg/hに定めた基盤試験。
背景・CQ
単施設のRonco試験(2000)で高線量CRRTが生存を改善すると示され、高線量志向が広まった。
重症AKIで、高線量CVVHDF(40mL/kg/h)は低線量(25mL/kg/h)より90日死亡を減らすか?
研究デザイン(PICO)
重症AKIの重症患者(n=1,508、豪・NZ)。CKD合併も含み、敗血症は比較的少なめ。
後希釈CVVHDF、排液40mL/kg/h。
後希釈CVVHDF、排液25mL/kg/h。
90日全死亡。副次:透析依存・腎回復・合併症など。
方法:無作為化・非盲検・多施設・第3相(ANZICS-CTG)。全例CVVHDFで線量のみを比較。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。