複雑病変では画像ガイド(IVUS/OCT)が標的血管不全を減らす(5年でも持続)― RENOVATE-COMPLEX-PCI
Lee. 複雑病変では画像ガイド(IVUS/OCT)が標的血管不全を減らす(5年でも持続)― RENOVATE-COMPLEX-PCI(Intravascular Imaging-Guided vs Angiography-Guided Complex PCI (RENOVATE-COMPLEX-PCI)). N Engl J Med 2023;388(18):1668-1679.(DOI: 10.1056/NEJMoa2216607 / PMID: 36876735 / NCT03381872)
複雑冠動脈病変1,639人(真の分岐部・CTO・無保護左主幹部・長病変〔ステント≥38mm〕・多枝・≥3ステント・ISR・高度石灰化・入口部)を、画像ガイドPCI(IVUS 75%/OCT 25%、術者裁量)vs 造影ガイドPCIに2:1で無作為化(韓国20施設)。2年の標的血管不全(TVF:心臓死・標的血管MI・臨床driven TVR)は7.7% vs 12.3%(HR 0.64)で画像ガイドが優越、心臓死も1.7% vs 3.8%。造影剤腎症など手技安全性は同等。5年でも持続(10.5% vs 14.9%、HR 0.68)。「複雑病変では、画像ガイド(IVUSでもOCTでも)が予後を改善する」を示し、ガイドラインのClass I格上げを導いた代表的試験。
背景・CQ
複雑病変はPCI後のアウトカムが悪い。画像(IVUS/OCT)はステントサイズ選択・着地点・拡張・edge解離の評価に有用。過去のIVUS試験は規模・病変が限定的だった。
複雑病変で、画像ガイドは造影ガイドよりTVFを減らすか?
研究デザイン(PICO)
複雑冠動脈病変(分岐部・CTO・左主幹部・長病変・多枝・≥3ステント・ISR・高度石灰化・入口部)(n=1,639、約半数ACS、韓国20施設)。
画像ガイドPCI(IVUSまたはOCT、術者裁量、ステント後に必須で最適化評価)(n=1,092)。
造影ガイドPCI(n=547)。
TVF(心臓死・標的血管MI・臨床driven TVR)(優越性)。
方法:医師主導・前向き・多施設・非盲検・無作為化(2:1)。画像群はステント後に最適化評価を必須化(拡張・圧着・edge解離)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。