Paper Cruxy
原著を開く
会員限定虚血性心疾患・冠動脈無作為化・非盲検・多施設N Engl J Med 2022読了 約4分

虚血性心筋症(EF≤35%)でPCIは死亡・心不全入院を減らさず、EFも改善しない ― REVIVED-BCIS2

Perera. 虚血性心筋症(EF≤35%)でPCIは死亡・心不全入院を減らさず、EFも改善しない ― REVIVED-BCIS2(PCI vs OMT for Ischemic LV Dysfunction (REVIVED-BCIS2)). N Engl J Med 2022;387(15):1351-1360.(DOI: 10.1056/NEJMoa2206606 / PMID: 36027563 / NCT01920048)

重症の虚血性左室機能障害(LVEF≤35%)+viabilityのある700人で、PCI+至適薬物治療(OMT)vs OMT単独を比較。主要複合(全死亡または心不全入院)は41か月で37.2% vs 38.0%、HR 0.99(P=0.96)で差なし。LVEFも改善せず、QOLは初期はPCIで良好も24か月で差が縮小。「低心機能をPCIで治す」を否定し、STICH(CABGは10年で生存改善)と対照をなす試験。

Background

背景・CQ

低心機能の患者にPCIで"心機能を改善させよう"とする実臨床があるが、根拠は乏しかった。STICHはCABGが10年で生存を改善すると示したが、より低侵襲のPCIで同じ利益が得られるか不明。

クリニカルクエスチョン

重症虚血性LV機能障害で、PCI+OMTはOMT単独に勝るか?

Design (PICO)

研究デザイン(PICO)

P
Population ・ 患者

LVEF≤35%、PCI可能な広範な冠動脈疾患、心筋viabilityありの患者(n=700、英国)。

I
Intervention ・ 介入

PCI+OMT(個別最適化した心不全薬物・デバイス治療)。

vs
C
Comparison ・ 対照

OMT単独。

O
Outcome ・ 評価項目

全死亡または心不全入院の複合。副次:LVEF、QOL。

方法:無作為化・非盲検・多施設(英国)。追跡中央値41か月。

この続きは、無料登録で読めます。

登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。

登録すると読める、この先の章
  1. 主な結果
  2. 臨床への落とし込み
  3. 結論
  4. 解釈と限界
  5. Editor's Note(解釈・使いどころ)

すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。

Column

安定冠動脈疾患に、血行再建は要るのか ― 23試験で引く、効く場面と効かない場面の線

COURAGEが予後の利益を否定し、FFRによる病変選択が一度は救済し、ORBITAが症状すら疑い、ISCHEMIAが決着をつけた。しかし試験が否定したのは「安定冠動脈疾患における、予後を目的としたルーチンの血行再建」に…

総論を読む
この論文を含む23本を束ねた解説(プレミアム)/本記事の位置づけ:第五幕・低心機能PCIは効かない

最後まで読める3本も。

どの論文も、冒頭の2章はこのまま読めます。登録なしで最後まで読める解説も3本あります。

無料で読める3本を見る

本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。