全例・全血管のルーチンFFRは造影単独に上乗せ価値なし(選択的FFRとは別)― RIPCORD-2
Stables. 全例・全血管のルーチンFFRは造影単独に上乗せ価値なし(選択的FFRとは別)― RIPCORD-2(Routine Pressure Wire Assessment vs Conventional Angiography (RIPCORD-2)). Circulation 2022;146(9):687-698.(DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.121.057793 / PMID: 35946404)
安定狭心症またはNSTEMIで診断造影を受ける1,100人(英17施設)を、造影単独 vs 造影+全血管の系統的FFR(>2.25mm・>30%狭窄の全血管を圧ワイヤーで評価)に無作為化。共主要の1年の病院コスト(£4136 vs £4510、P=0.137)とQOLはいずれも同等、臨床イベントも同等。FFR群は診断時間が延び合併症がやや増加。大半が0-1枝病変(低複雑度)だった。「全例・全血管のルーチンFFRは、造影単独に上乗せの価値がない」を示した。FFRが有用なのはPCIを前提とした選択的な中等度病変(FAME/DEFER)であり、無差別な全血管評価とは別問題であることを明確にした試験。
背景・CQ
FFRはPCIを前提とした中等度病変で予後を改善する(FAME/FAME2/DEFER)。
では、診断造影の段階で全例・全血管をルーチンにFFR評価すれば、コスト・QOL・予後が改善するか?
研究デザイン(PICO)
安定狭心症またはNSTEMIで診断造影(n=1,100、英17施設、約半数ACS、大半が0-1枝病変)。
造影+全血管の系統的FFR(>2.25mm・>30%狭窄の全血管を評価)。
造影単独。
1年の病院コストとQOL。副次:臨床イベント。
方法:医師主導・多施設・非盲検・無作為化(英国)。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。