橈骨アクセスは主要複合では差を示せないが血管合併症を減らす(高ボリューム施設・STEMIで優位)― RIVAL
Jolly. 橈骨アクセスは主要複合では差を示せないが血管合併症を減らす(高ボリューム施設・STEMIで優位)― RIVAL(Radial vs Femoral Access for Coronary Angiography/PCI in ACS (RIVAL)). Lancet 2011;377(9775):1409-1420.(DOI: 10.1016/S0140-6736(11)60404-2 / PMID: 21470671 / NCT01014273)
ACS患者7,021人(158施設・32か国)を、橈骨アクセス vs 大腿アクセスに無作為化。30日の主要複合(死亡・MI・脳卒中・非CABG大出血)は3.7% vs 4.0%(HR 0.92、P=0.50)で有意差なし、死亡/MI/脳卒中も3.2% vs 3.2%(P=0.90)、非CABG大出血も0.7% vs 0.9%(P=0.23)で差なし。ただし大血腫(1.2% vs 3.0%、HR 0.40、P<0.0001)・仮性動脈瘤(0.2% vs 0.65%、P=0.006)は橈骨で有意に少ない。高ボリューム橈骨施設(HR 0.49)とSTEMIサブグループで橈骨が優位。「橈骨は主要複合では差を示せないが、穿刺部合併症を減らし、熟練施設・STEMIで利益が顕在化する」を示した。
背景・CQ
出血は予後を悪化させる。小規模試験で橈骨は大腿より穿刺部合併症・出血が少ないと示唆。
ACSで、橈骨アクセスは大腿アクセスに優るか?
研究デザイン(PICO)
ACS(STEMI/NSTE-ACS、侵襲的方針、n=7,021、32か国158施設)。
橈骨アクセス(n=3,507)。
大腿アクセス(n=3,514)。術者は両方に熟練(年50例以上の橈骨)。
30日の死亡・MI・脳卒中・非CABG大出血の複合。
方法:無作為化(1:1)・多施設・国際・評価者盲検。術者・患者は非盲検。ITT解析。
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