ニンテダニブが全身性強皮症の間質性肺疾患の肺機能低下を抑える
Distler(SENSCIS Trial Investigators). ニンテダニブが全身性強皮症の間質性肺疾患の肺機能低下を抑える(SENSCIS). N Engl J Med 2019;380(26):2518-2528.(DOI: 10.1056/NEJMoa1903076 / PMID: 31112379 / NCT02597933)
全身性強皮症に伴う間質性肺疾患(SSc-ILD)で、抗線維化薬ニンテダニブ(経口チロシンキナーゼ阻害薬)が1年のFVC(努力肺活量)低下を44%抑制(−52.4 vs −93.3 mL/年)。ただし皮膚など肺以外の症状には有益性なし。SSc-ILDの線維化進行を遅らせる選択肢を示した。
背景・CQ
全身性強皮症(SSc)の主要な死因はILDだが、有効な治療が限られていた。特発性肺線維症(IPF)と線維化機序が共通する。
IPFで承認のニンテダニブは、SSc-ILDの肺機能低下を抑えるか?
研究デザイン(PICO)
SSc(2013 ACR/EULAR)+ILD(HRCTで肺線維化≥10%)、FVC≥40%(n=576)。免疫抑制薬(MMF/MTX)併用可。
ニンテダニブ 150mg 1日2回(経口)。
プラセボ。
52週のFVC年間低下率(mL/年)。
方法:無作為化・二重盲検・プラセボ対照・第3相。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。