ACSで6か月に短縮(P2Y12を切る)とMIが倍増する("切る薬"を間違えてはいけない)― SMART-DATE
Hahn. ACSで6か月に短縮(P2Y12を切る)とMIが倍増する("切る薬"を間違えてはいけない)― SMART-DATE(6-Month vs 12-Month or Longer DAPT in ACS (SMART-DATE)). Lancet 2018;391(10127):1274-1284.(DOI: 10.1016/S0140-6736(18)30493-8 / PMID: 29544699 / NCT01701453)
急性冠症候群(ACS)患者2,712人(DES、P2Y12は約8割クロピドグレル)を、6か月DAPT vs 12か月以上DAPTに無作為化。18か月の複合(全死亡・MI・脳卒中)は4.7% vs 4.2%で非劣性を満たした(マージン2.0%)が、MIは1.8% vs 0.8%(HR 2.41)と倍増。結論は「非劣性マージンが広くMI増があるため、ACSの6か月短縮は安全とは言えず、延長DAPTを標準とすべき」。重要なのは、本試験はP2Y12(クロピドグレル)を切ってアスピリンを残す短縮であり、現代のTWILIGHT/TICO/T-PASS(アスピリンを切って強いP2Y12を残す)とは正反対。「切る薬を間違えると虚血が増える」を示す対照例。
背景・CQ
ACSの標準は12か月DAPT。出血を減らすため短縮したいが、ACSの血栓リスクで安全かは不明だった。
ACSで、6か月DAPTは12か月以上に非劣性か?
研究デザイン(PICO)
ACS(UA/NSTEMI/STEMI)でPCI(n=2,712、韓国31施設、DES)。
6か月DAPT(以降アスピリン単剤)。
12か月以上DAPT。P2Y12は両群とも約8割クロピドグレル。
18か月の全死亡・MI・脳卒中の複合の非劣性(マージン2.0%)。
方法:無作為化・多施設・非盲検・非劣性(韓国)。
この続きは、無料登録で読めます。
登録に必要なのは、メールアドレスとパスワードだけです。カードの登録は要りません。
登録すると、この論文の続きを含めて、毎週3本まで、どの論文でも本文が読めます(毎週月曜にリセット)。
- 主な結果
- 臨床への落とし込み
- 結論
- 解釈と限界
- Editor's Note(解釈・使いどころ)
すべて読みたい方は、登録後にプレミアムを14日間¥0で試せます(カード登録が必要)。
本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。