SPRINT試験:血圧はどこまで下げるべきか
― 糖尿病のない高リスク高血圧で、目標SBP<120の「厳格降圧」を問う
The SPRINT Research Group. A Randomized Trial of Intensive versus Standard Blood-Pressure Control. N Engl J Med. 2015;373:2103–2116.(DOI: 10.1056/NEJMoa1511939)
高血圧を「どこまで下げるべきか」 ―― 長く議論が続いてきたこの問いに対し、糖尿病・脳卒中既往のない心血管高リスク患者で、収縮期血圧(SBP)目標<120の厳格降圧が心血管イベントと総死亡を有意に減らしたことを示し、試験が早期終了した一本。ただし低血圧・失神・腎機能障害などの有害事象は増え、測定法という前提とともに「条件付き」で読む必要があります。
背景・CQ:血圧はどこまで下げるべきか
高血圧の至適目標は議論が続いていました。より低い目標が予後を改善するかは不明だったのです。
糖尿病のない高リスク高血圧で、SBP<120の厳格降圧はSBP<140の標準より予後を改善するか?
研究デザインの読み方(PICO)
SBP≥130かつ心血管高リスク、糖尿病・脳卒中既往なしの患者
厳格降圧(目標SBP<120)
標準降圧(目標SBP<140)
MI・ACS・脳卒中・心不全・心血管死の複合
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。