ACSでは1か月DAPT→クロピドグレル単剤は短すぎる(出血は半減もMIが倍増し非劣性未達)― STOPDAPT-2 ACS
Watanabe. ACSでは1か月DAPT→クロピドグレル単剤は短すぎる(出血は半減もMIが倍増し非劣性未達)― STOPDAPT-2 ACS(Clopidogrel Monotherapy After 1-Month DAPT in ACS (STOPDAPT-2 ACS)). JAMA Cardiol 2022;7(4):407-417.(DOI: 10.1001/jamacardio.2021.5244 / NCT03462498)
急性冠症候群(ACS)患者4,169人(全例コバルトクロム エベロリムスDES)を、1〜2か月DAPT→クロピドグレル単剤 vs 12か月DAPTに無作為化。1年の複合(心血管死・MI・脳卒中・definiteステント血栓・大/小出血)は3.2% vs 2.83%(HR 1.14)で非劣性を達成できず。大出血はおよそ半減したが、MIがほぼ倍増し、虚血イベントの増加傾向がみられた。「ACSでは、1か月DAPT+クロピドグレル単剤は短すぎる/弱すぎる」を示し、STOPDAPT-2(安定例中心で成功)の限界を画定した重要な対照試験。
背景・CQ
STOPDAPT-2は安定例中心で1か月DAPT→クロピドグレル単剤の正味利益を示した。しかし虚血リスクの高いACSで同じ戦略が安全かは不明だった。
ACSで、1か月DAPT→クロピドグレル単剤は12か月DAPTに非劣性か?
研究デザイン(PICO)
ACSでPCIを受けた患者(n=4,169、全例CoCr-EES)。
1〜2か月DAPT→クロピドグレル単剤。
12か月DAPT(アスピリン+クロピドグレル)。
1年の複合(心血管死・MI・脳卒中・definiteステント血栓・TIMI大/小出血)の非劣性。
方法:多施設・非盲検・評価者盲検・無作為化(日本)。STOPDAPT-2のACS例+追加例で構成。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。