PCI直後からアスピリンを省くと出血は減らず冠動脈イベントが増えうる(aspirin-freeは1か月DAPT後に)― STOPDAPT-3
Natsuaki. PCI直後からアスピリンを省くと出血は減らず冠動脈イベントが増えうる(aspirin-freeは1か月DAPT後に)― STOPDAPT-3(Aspirin-Free Prasugrel Monotherapy vs DAPT From the Time of PCI (STOPDAPT-3)). Circulation 2024;149(8):585-600.(DOI: 10.1161/CIRCULATIONAHA.123.066720 / PMID: 37994553 / NCT04609111)
ACSまたは高出血リスク(HBR)の6,002人(全例コバルトクロム エベロリムスDES)を、PCI直前にプラスグレル単剤(アスピリンなし)vs 1か月DAPT(アスピリン+プラスグレル)に無作為化(両群プラスグレル20mgローディング)。1か月の大出血(BARC 3/5)は4.47% vs 4.71%で優越を示せず(=出血を減らせなかった)、心血管複合は4.12% vs 3.69%で非劣性(相対50%マージン)だが数値上高く、亜急性ステント血栓の増加シグナル。「PCI直後からアスピリンを省くと、出血は減らず冠動脈イベントが増えうる」を示し、aspirin-freeは"最初から"ではなく1か月DAPT後に行うべきという重要な限界を画定した。
背景・CQ
PCI後1か月の出血は依然多く、特にACS・HBRで問題。
PCI直後からアスピリンを省きP2Y12単剤にすれば、虚血を増やさず早期出血を減らせるか?
研究デザイン(PICO)
ACSまたはHBRでPCI(n=6,002、全例CoCr-EES、日本72施設)。
プラスグレル単剤(3.75mg/日、アスピリンなし)(PCI直後から)。
1か月DAPT(アスピリン81–100mg+プラスグレル3.75mg)。両群プラスグレル20mgローディング。
①1か月の大出血(BARC 3/5)の優越、②1か月の心血管複合(心血管死・MI・definiteステント血栓・虚血性脳卒中)の非劣性(相対50%マージン)。
方法:医師主導・多施設・非盲検・評価者盲検・無作為化(日本、NCT04609111)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。