STRONG-HF:急性心不全の退院後、“早く確実に”薬を最適化すると予後は変わるか
Mebazaa A, et al. Safety, tolerability and efficacy of up-titration of guideline-directed medical therapies for acute heart failure (STRONG-HF). Lancet. 2022;400:1938–1952.(DOI:10.1016/S0140-6736(22)02076-1 / NCT03412201)
急性心不全の退院後に、GDMTを2週間で100%目標用量へ急速に増量し、濃厚に外来フォローする「高強度ケア」が、通常ケアに比べ180日の死亡・HF再入院を約34%減(HR 0.66)。新しさは“どの薬か”ではなく“どれだけ早く確実に届けるか(実装)”を検証した点。
背景・CQ
急性HFの退院後は再入院・死亡が多いのに、実臨床ではGDMTの増量が“ゆっくり・途中で停滞”し、目標用量に届かないことが多い。「退院直後に早く確実に増量し、濃厚にフォローしたら予後は改善するか」が問い。
急性HFの退院後にGDMTを早期・急速に最適化し濃厚フォローすると、死亡・再入院は減るか?
PICO
- P:急性心不全で入院し、退院時にGDMTが未最適の患者(LVEFは問わない)。N=1,078(高強度542/通常536)。
- I:高強度ケア=退院後2週間で100%目標用量へ up-titration + 2か月で4回の濃厚フォロー(症状・腎・K・血圧・NT-proBNP)。
- C:通常ケア(各地域の通常診療)。オープンラベル。
- O(主要):180日の 全死亡 または HF再入院 の複合。COVID下で予定1,800例の前に早期中止。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。