3枝/左主幹部病変でPCIはCABGに非劣性を示せず、SYNTAXスコアで使い分け ― SYNTAX
Serruys. 3枝/左主幹部病変でPCIはCABGに非劣性を示せず、SYNTAXスコアで使い分け ― SYNTAX(PCI vs CABG for 3-vessel/Left Main Disease (SYNTAX)). N Engl J Med 2009;360(10):961-972.(DOI: 10.1056/NEJMoa0804626 / PMID: 19228612 / NCT00114972)
3枝病変および/または左主幹部病変1,800人で、PCI(パクリタキセル溶出ステント TAXUS)vs CABGを比較。1年のMACCE(死亡・脳卒中・MI・再血行再建)はPCI 17.8% vs CABG 12.4%(p=0.002)でPCIは非劣性を満たせず、主因は再血行再建の多さ(脳卒中はむしろCABGで多い)。病変の複雑さを数値化したSYNTAXスコアを確立し、低スコアはPCIも可・中〜高スコアはCABG優位という使い分けを示した記念碑的試験。
背景・CQ
3枝・左主幹部病変はCABGが標準だが、薬剤溶出ステント(DES)の登場でPCIが対抗馬に。
複雑な冠動脈疾患で、DESを用いたPCIはCABGに非劣性か?病変の複雑さで結果は変わるか?
研究デザイン(PICO)
未治療の3枝病変および/または左主幹部病変で、ハートチームが両治療に適すると判断した患者(n=1,800、米欧85施設)。適さない例は並行レジストリへ。
PCI(TAXUSパクリタキセル溶出ステント)(903例)。
CABG(897例)。
1年のMACCE=全死亡・脳卒中・心筋梗塞・再血行再建。非劣性デザイン。
方法:無作為化・非盲検・多施設・国際・"all-comers"・ネステッドレジストリ併設。SYNTAXスコアで解剖学的複雑性を層別。
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総論を読む本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。