専用側枝ステントはプロビジョナルへの非劣性を示せず(周術期MIが増加、プロビジョナルが標準)― TRYTON
Genereux. 専用側枝ステントはプロビジョナルへの非劣性を示せず(周術期MIが増加、プロビジョナルが標準)― TRYTON(Dedicated Bifurcation (Side-Branch) Stent vs Provisional (TRYTON)). J Am Coll Cardiol 2015;65(6):533-543.(DOI: 10.1016/j.jacc.2014.11.031 / PMID: 25677311)
de novoの真の冠動脈分岐部病変704人を、専用側枝ステント(Tryton・ベアメタル)+主枝DES vs プロビジョナル(側枝バルーン+主枝DES)に無作為化。9か月の標的血管不全(TVF)は専用ステント17.4% vs プロビジョナル12.8%(p=0.11)で、事前の非劣性マージン(5.5%)を満たせなかった(主因は周術期MI 13.6% vs 10.1%)。側枝の造影上の狭窄は専用ステントで良好だったが再狭窄率は差なし。多くが小側枝(<2.25mm)を含み、大側枝サブ/Confirmatoryではより良好。結論は「非LMの真の分岐部はプロビジョナルが標準」。
背景・CQ
分岐部の側枝を確実に治療する専用ステントが開発された。
真の分岐部で、専用側枝ステントはプロビジョナルに非劣性か(優るか)?
研究デザイン(PICO)
de novoの真の冠動脈分岐部病変(大側枝〔≥2.5mm視覚的〕を意図)(n=704、国際)。
Tryton専用側枝ステント(BMS)+主枝DES。
プロビジョナル(側枝はバルーン形成、必要時のみステント)+主枝DES。
9か月TVF(心臓死・MI・標的血管〔主枝/側枝〕血行再建)の非劣性(マージン5.5%)。
方法:無作為化・単盲検・多施設・第3相。意図は大側枝だが、実際は半数超が小側枝(<2.25mm)を含んだ。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。