ACSで1か月DAPT後のチカグレロ単剤は出血を半減し虚血を増やさない(二重盲検で確証)― ULTIMATE-DAPT
Ge. ACSで1か月DAPT後のチカグレロ単剤は出血を半減し虚血を増やさない(二重盲検で確証)― ULTIMATE-DAPT(Ticagrelor Alone vs Ticagrelor Plus Aspirin From Month 1 to 12 in ACS (ULTIMATE-DAPT)). Lancet 2024;403(10439):1866-1878.(DOI: 10.1016/S0140-6736(24)00473-2 / PMID: 38599220 / NCT03971500)
急性冠症候群(ACS)患者3,400人を、PCI後1か月のDAPT(チカグレロ+アスピリン)を無事完了した後、チカグレロ単剤(+プラセボ)vs チカグレロ+アスピリンを月1〜12で比較した、二重盲検・プラセボ対照試験。月1〜12の臨床的に重要な出血(BARC 2/3/5)は2.1% vs 4.6%(HR 0.45)で優越、MACCEは3.6% vs 3.7%で非劣性。「ACSで1か月DAPT後にチカグレロ単剤にすると、出血が半減し虚血は増えない」を、これまでの多くの非盲検試験と違い二重盲検で確証した、ACSの1か月→チカグレロ単剤戦略の最強レベルのエビデンス。
背景・CQ
ACSの短期DAPT→チカグレロ単剤は有望だが、多くは非盲検だった。二重盲検・プラセボ対照で、ACSの1か月DAPT後のチカグレロ単剤が出血を減らし虚血を増やさないかを厳密に検証する必要があった。
研究デザイン(PICO)
ACSでPCI(現代DES)を受け、1か月DAPTを無事完了(n=3,400、中国・パキスタン・英・伊58施設)。
チカグレロ単剤(+プラセボ)(月1〜12)(n=1,700)。
チカグレロ+アスピリン(月1〜12)(n=1,700)。
優越=臨床的に重要な出血(BARC 2/3/5)、非劣性=MACCE(心臓死・MI・虚血性脳卒中・definiteステント血栓・臨床driven TVR)(月1〜12)。
方法:無作為化・多施設・二重盲検・プラセボ対照(IVUS-ACS/ULTIMATE-DAPT統合プログラムの一部)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。