4D試験:透析中の糖尿病患者では、アトルバスタチンが心血管イベントを減らさなかった
― 「スタチンの効きどき」を問い直した一本(透析・脂質管理)
Wanner C, Krane V, März W, et al; German Diabetes and Dialysis Study Investigators. Atorvastatin in Patients with Type 2 Diabetes Mellitus Undergoing Hemodialysis. N Engl J Med. 2005;353(3):238–248.(DOI: 10.1056/NEJMoa043545 / PMID: 16034009)
血液透析中の2型糖尿病患者で、アトルバスタチン20mgとプラセボを比較。LDLは42%下がったが、主要複合(心臓死・非致死性MI・脳卒中)は有意差なし(RR 0.92)。むしろ致死的脳卒中はアトルバスタチン群で多かった。「透析になってからスタチンを始めても遅い」を示した一本です。
背景・CQ
スタチンは一般のハイリスク患者で心血管イベントを減らす。だが透析患者で有効かは不明だった。
透析中の糖尿病患者で、アトルバスタチンは心血管イベントを減らすか?
研究デザインの読み方(PICO)
血液透析中の2型糖尿病患者(糖尿病罹病18年・透析歴8か月、心不全35%)
アトルバスタチン20mg/日(n=619)
プラセボ(n=636)
心臓死・非致死性MI・脳卒中の複合
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。