平均コレステロール者へのロバスタチン一次予防(AFCAPS/TexCAPS)
Downs JR. 平均コレステロール者へのロバスタチン一次予防(AFCAPS/TexCAPS)(Primary Prevention of Acute Coronary Events with Lovastatin in Men and Women with Average Cholesterol Levels (AFCAPS/TexCAPS)). JAMA.(DOI: 10.1001/jama.279.20.1615 / PMID: 9613910)
WOSCOPSは"高コレステロール"の男性で一次予防を示したが、"コレステロールが高くない人"や女性では未証明だった。AFCAPS/TexCAPSは6605例(男女)の平均的な総/LDLコレステロール+低HDLでCVDのない人を、ロバスタチン vs プラセボに無作為化。初回の急性主要冠動脈イベントを37%減(RR0.63)らし、女性でも有効を示した。"コレステロールが高くなくても、リスク(低HDL等)があればスタチンが最初のイベントを防ぐ"ことを示し、一次予防の対象を大きく広げた試験。
背景・CQ
WOSCOPSは"高コレステロール"の男性でスタチン一次予防を示したが、対象は高コレステロール者に限られ、コレステロールが平均的な人や女性での効果は不明だった。実際には心筋梗塞の多くは"それほどコレステロールが高くない"人にも起こる。平均的な総/LDLコレステロールだが低HDLでCVDのない男女で、ロバスタチンが初回の冠動脈イベントを防ぐかを検証した。
平均的なコレステロールでも低HDLなどのリスクがあれば、ロバスタチンは初回の冠動脈イベントを防ぐか?
研究デザイン(PICO)
CVDのない男女(男性5608・女性997)計6605例。平均総コレステロール221 mg/dL・LDL 150 mg/dL(いずれも一般人口の平均域)・低HDL(男36・女40 mg/dL)
ロバスタチン20〜40 mg/日(LDL<110を目標に調整)
プラセボ
主要=初回の急性主要冠動脈イベント(致死的/非致死的心筋梗塞・不安定狭心症・心臓突然死)
方法:多施設・無作為化・二重盲検・プラセボ対照試験(米国テキサス・空軍関連)。平均追跡5.2年。1998年発表(試験登録制度確立前でNCT記載なし)。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。