ATRA+亜ヒ酸でAPLを“化学療法なし”で治す
Lo-Coco(GIMEMA / SAL / AMLSG). ATRA+亜ヒ酸でAPLを“化学療法なし”で治す(APL0406). N Engl J Med 2013;369(2):111-121.(DOI: 10.1056/NEJMoa1300874 / PMID: 23841729)
低・中リスクの急性前骨髄球性白血病(APL)で、ATRA+亜ヒ酸(ATO)が、ATRA+化学療法に劣らず、むしろ優越。2年無イベント生存97% vs 87%。“化学療法なし”でAPLを治す時代を開いた。
背景・CQ
APLはPML-RARA融合が原因のAML亜型で、DICと早期死亡が問題。ATRA+アントラサイクリンで治癒率80%超に達したが、化学療法の急性・晩期毒性が課題だった。
低・中リスクAPLで、ATRA+亜ヒ酸は化学療法を含む標準に劣らないか?
研究デザイン(PICO)
新規・遺伝学的に確認された低/中リスクAPL(白血球 ≤10×10⁹/L)の成人(n=156、ITT)。
ATRA+亜ヒ酸(ATO)(化学療法フリー)。
ATRA+イダルビシン導入 → ATRA+化学療法の地固め → 維持。
2年無イベント生存(EFS)。非劣性デザイン(差≦5%)。
方法:イタリア(GIMEMA)+独(SAL/AMLSG)の国際共同・オープンラベル・無作為化・非劣性試験。
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本ページは医学情報の学習・抄読会支援を目的とした要約であり、個別の診療判断を代替するものではありません。掲載の数値は原著に基づきますが、投与の可否・用量などの最終判断は、必ず原著論文および最新の診療ガイドラインをご確認ください。図表は出版社からの転載ではなく、要点を独自に記述・再構成しています。